2007-10-13 [Sat]
rumania montevideo〜地上に降り立った最後の神〜
Cymbalsが地上最強だとすると、天上界最強はどのアーティストか。
俺の中ではその答えは既に出ている。

神域にあるユニットは、〜神はそこにいる〜 試聴集大成 序論1にあるとおり、Cymbals、rumania montevideo、フリッパーズ・ギターの3強であるが、、

この中でも、史上最強、つまり俺が聞いてきた中で最も最高といえるのは、

やはりrumania montevideoしかない。


HARD RAIN

三好真美=リアル・ゴッド



上記の記事のとおり、俺が最重要視するのはこれらの能力だ。
あと、上には書いてないが、俺はあまり演奏力は重視していない。

・ヴォーカルの声質
ヴォーカルが巧いことは当然、声が可愛い、聞かせる、音域が広い、澄んでいる、透明感があるかどうか。

・曲作りの能力
ジャンル横断的で、曲作りのふり幅が大きく、且つある程度どんなジャンルでも高いレベルの曲を作れること。

・オリジナリティ志向
そのアーティストにしか出せないオリジナリティがあること。
他のアーティストでは絶対に作れないような曲であること。

・逸脱感
技術的な限界に挑んでいること。あるいは限界を打破しようと試みること。
言葉を変えれば異次元的逸脱感が曲から感じられること。
あるいは変態的であったり、テロル的な楽曲であること。

・聴感
聞いていて心地よさや精神的な高揚、深い感情が自分の中に迸ってくる事。

三好真美は決して歌が巧いというわけではないし、音域が広いわけでもない。
ドラムヴォーカルであることから、単純にヴォーカルレベルで見ると彼女より技量があるヴォーカルは幾らでも存在する。
だが三好真美の場合は、このユニットの曲のふり幅の大きさに合わせて、自在に声質や歌い方を変えられるという驚くべき能力を持っている。
というか、彼女に合わせて驚異的なふり幅の曲作りを実現しえたのかもしれないし、姉弟ゆえにかもしれない。

とにかく、ふり幅の広さという点において、驚くべき歌い手であることは事実であり、これがこのユニット最大の特徴でもある。
また、声質はやや中音域だが、可愛く、澄んでおり、最高に心地よい聴感を生み出している。
が、これは彼女の優れた一面に過ぎない。
可愛いだけの声を出せる歌い手は幾らでもいる。
だが、Take my pain awayやstart all over againなどで披露される、掠れ気味で切なさ全開の歌声は聞くだけで胸が締め付けられる。
全く聞いていて違和感なく、ナチュラルにこうした感情を歌で表現できる三好真美は、やはり天才というに相応しい。

曲作りの能力においても、確かに彼等より堅実でヒットを飛ばす曲や、同種のカテゴリにおいてより高いレベルの曲作りを行うユニットは存在するだろう。

ただ、彼等の場合は、毀誉褒貶というか、どこを目指しているのか分からないが、作品として成立させるといった部分を持っている。
ヴォーカルと同様、或いは一体となりといったほうがいいだろうが、曲作りの幅の広さ、そしてそれらが破綻することなく、その無謀にもトライした方向に、何かを成立させるということがある。

これは特に初期の作品群、そして後期の作品群で顕著だが、最初期、初期と最後期の作品では全く方向性が異なる。
が、どちらも作品として、高いオリジナリティと内容を持っている。
これは驚くべきことである。
三好真美のヴォーカルの使い分けの広さも合わせて、最も聞いて驚いたアーティストの一つが彼等だ。
この点において、曲作りやオリジナリティは神業ともいうべきレヴェルに達している。

また、単純にふり幅が広いだけではなく、彼等の曲には非常に挑戦的な内容が多い。
女性のドラムヴォーカルということからしても異質であるが、曲は最も異質、或いは変態的である。
が、初期こそ、実験を重ねるかのように変な方向にいっていたが、(これはこれで非常に聞き応えがある)最後期のMO' BETTER TRACKSに至っては、永遠のスタンダード・ナンバーともいうべき境地に達しており、これが彼等のラスト・アルバムとなるのだが、、

このアルバムには、そもそもほとんど瑕疵や破綻はなく、どの曲も高い次元のものばかりが集められ、且つこの位置しかないというベストの順に配置してあり、曲単位で聞いても無論、アルバムを通して聞いても全く淀みなく聞くことが出来る構成になっている。

普通、アルバムには売れ線で無理やり入れたような曲が一つや二つ混じり、それがアルバム通しての聴感をぶち壊しにするものだが、それがMO' BETTER TRACKSにはない。

長すぎもせず、だが短すぎもせず、暗すぎもせず、だが情感溢れる率直で深い詩世界がある。
M10の後に挿入されるインタルードでも分かるとおり、アルバムのテーマは雨に関わっていて、試聴後は、雨上がりの空に差すわずかな太陽の光のように、今までの自分から一歩前に踏み出す、そんなイメージを抱けるはずだ。

曲調はロックからほろ苦いバラード、アコギ2本の弾き語り調、パステル色溢れるポップと多彩で、それが絶妙の位置に配置される。
特に最後の2曲、All by myselfとstart all over againは有り得ないほど凄まじい効果を生み出しており、構成においてこのアルバムを超えるアルバムは恐らく現存しない。

Cymbalsは、特に沖井礼二個人の力量は、モンテビと較べても遥かに上であることは間違いないが、上にあげたようなモンテビの個性が俺にとってはとてつもなく重要であり、最盛期のCymbalsと較べても、やはりrumania montevideoの方が上だろうという認識を持たせる。
俺にとっては最強のアーティストこそ、rumania montevideoだという証である。

なお、作品自体においては、Cymbalsの「Sine」とモンテビの「MO' BETTER TRACKS」は、方向性こそ全く違えど、どちらも究極の一盤といえる内容。

これまで数多く聞いてきた音楽の中でも、俺が100点中100点をつけることが出来るのは、唯一この2枚のみである。
それは、フリッパーズ・ギターにも、GARNET CROWにも、為し得ないことなのだ。


MO’BETTER TRACKS
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モンテビ渾身の作品、「MO’BETTER TRACKS」。
俺の人生はこれを聞くだけで満ち足りている。


Sine
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「Sine」。すべてのアルバムの頂点に君臨する魔峰。

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2007-10-04 [Thu]
Cymbals 地上最強伝説
今日はCymbalsを紹介しよう。

Cymbalsは90年代に活動した音楽ユニットで、初期にベースポップ後期にはデジタルナイズドされた音楽で時代のポップシーンを駆け抜けた。

その音楽は今聴いても圧倒的に素晴らしい。
俺の中では神に位置するアーティストの一角である。
そして、俺の考えるCymbals最強の楽曲はこの2曲だ。

「Higher than the sun」

「Wingspan」

デジタル処理された現代の音楽に関して、この2曲は事実上最高峰といえるものだろう。

Higher than the sunの圧倒的高揚感。
Wingspanのメタリックな透徹感。

いずれも素晴らしい。
何百曲、何千曲と聞いてきて、こんな曲を作れるアーティストやユニットを俺は他に知らない。

神話の域に達している。
神がいるとすれば、まさに沖井礼二その人だろう。

Cymbalsがこの世界に刻んだ存在の証として
俺はそれを賞賛し続けるだろう。

神の前では凡人はただひれ伏すしかない。

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wingspan

VJも素晴らしい。

Higher Than The Sun

まさに神。
YouTubeではなくCDなどちゃんとした音源で聞いてもらいたい。

午前8時の脱走計画

こんなヴィジュアルの人たち。

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