2006-08-20 [Sun]
「44 ミニッツ」をレンタル。本当は要塞警察とか激突!を借りたいのだが、なかったので。
あと何も考えなくて良さそうだから。
1997年2月28日に実際に起きたノースハリウッド銀行襲撃事件を元にした映画。
プロジェクトXのように、関係者の証言を交えながらドキュメンタリー・タッチで事件を追う。
当日の朝から、犯人たち、フランク(マイケル・マドセン)らLAPD(ロス市警)の警官、SWAT隊員などの日常が綴られ、やがて銀行強盗から凄まじい銃撃戦に発展していく。
実際に銃撃戦の一部始終がリアルタイムで空撮され、大きな反響を呼んだらしい。日本の特番でも放送されているので、知っている人もいるかもしれない。
犯人2人は防弾服とAK47で完全武装し、警官隊に発砲するが、LAPDやSWATが応戦する。
その銃撃戦の時間は44分にも渡り、それがタイトルになっている。
この事件では警官や市民などへ負傷者は出たものの、犯人を除き一人の死者も出なかった。((描写では分からないが、犯人は降伏後、出血多量で死亡している。))
犯人たちが立てこもりを選ばなかったのも三菱銀行の猟銃強盗事件のような悲惨な事態にならなかった一因だろう。
銀行やATMなど、街中に大金があるという現実がこういう事件がなくならない原因だ。
全てWEBマネーにすれば、襲う対象がなくなり、銀行強盗もなくなるに違いない。そうなれば社内のセキュリティ担当者が家族を人質に取られ、FW侵入の片棒を担がされることになるだろうけど。
途中、拳銃で対抗できないと悟った対策本部がガンショップへ自動小銃を取りに行かせるシーンがあるが、IDさえあれば10日の審査で自動小銃が手に入るという現実が示されていた。
極端な話し、街中を歩いているだけである日銃を突きつけられたり撃たれるかもしれないのがアメリカなのだ。(まあ飛行機が落ちてくるかもしれないが、それは別の脅威だ。)
確かにナイフなどの凶器は日本でも手に入るが、銃とは殺傷力が違う。
そんな社会に生きるのは実に恐ろしいことだろう。
社会が違うのだ、危険に対する対処の仕方とか武力に対する考え方も日本とは全然違うのだろう、と思った。
コントロールされない武力というのは本当に怖い。
主演はレザボア・ドッグスなどのマイケル・マドセン。
映画としてはマドセンの淡々とした演技が良く、また証言を挟みながらの銃撃戦は緊張感があった。
下手な娯楽性を持たせなかった為か、期待せずに借りた割にはまずまず見れた作品。
これはこれでいいのではないだろうか。70点くらいか。
あと何も考えなくて良さそうだから。
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プロジェクトXのように、関係者の証言を交えながらドキュメンタリー・タッチで事件を追う。
当日の朝から、犯人たち、フランク(マイケル・マドセン)らLAPD(ロス市警)の警官、SWAT隊員などの日常が綴られ、やがて銀行強盗から凄まじい銃撃戦に発展していく。
実際に銃撃戦の一部始終がリアルタイムで空撮され、大きな反響を呼んだらしい。日本の特番でも放送されているので、知っている人もいるかもしれない。
犯人2人は防弾服とAK47で完全武装し、警官隊に発砲するが、LAPDやSWATが応戦する。
その銃撃戦の時間は44分にも渡り、それがタイトルになっている。
この事件では警官や市民などへ負傷者は出たものの、犯人を除き一人の死者も出なかった。((描写では分からないが、犯人は降伏後、出血多量で死亡している。))
犯人たちが立てこもりを選ばなかったのも三菱銀行の猟銃強盗事件のような悲惨な事態にならなかった一因だろう。
銀行やATMなど、街中に大金があるという現実がこういう事件がなくならない原因だ。
全てWEBマネーにすれば、襲う対象がなくなり、銀行強盗もなくなるに違いない。そうなれば社内のセキュリティ担当者が家族を人質に取られ、FW侵入の片棒を担がされることになるだろうけど。
途中、拳銃で対抗できないと悟った対策本部がガンショップへ自動小銃を取りに行かせるシーンがあるが、IDさえあれば10日の審査で自動小銃が手に入るという現実が示されていた。
極端な話し、街中を歩いているだけである日銃を突きつけられたり撃たれるかもしれないのがアメリカなのだ。(まあ飛行機が落ちてくるかもしれないが、それは別の脅威だ。)
確かにナイフなどの凶器は日本でも手に入るが、銃とは殺傷力が違う。
そんな社会に生きるのは実に恐ろしいことだろう。
社会が違うのだ、危険に対する対処の仕方とか武力に対する考え方も日本とは全然違うのだろう、と思った。
コントロールされない武力というのは本当に怖い。
主演はレザボア・ドッグスなどのマイケル・マドセン。
映画としてはマドセンの淡々とした演技が良く、また証言を挟みながらの銃撃戦は緊張感があった。
下手な娯楽性を持たせなかった為か、期待せずに借りた割にはまずまず見れた作品。
これはこれでいいのではないだろうか。70点くらいか。
2006-08-05 [Sat]
LIFEHACKS本を2冊発注し、本日届いた。まだざっくり見ただけだが、書評書き下ろし。
文庫サイズ(中)で、エイベックスのマネジメント担当者などが書いたもの。
下のLIFE HACKS PRESS購入時に比較のためアマゾンで購入したのだが、求めていたものとは違っていた感じ。
いわゆる俺的HACKSは89あり、それぞれスケジュールの立て方だったり、睡眠や食事についてだったり、考えの持ちようだったりと、人生や仕事を創造性豊かに送る為の方法論なりが多種多様に紹介されているのだが、まとまりがなく、雑然としている。
そこから適当に実践できそうな箇所をピックアップしてやるのが本書の使い方だろうけど、HAKCSとしての一つ一つの関係性が薄い。むしろ、筆者の職業の特異性を生かし、自身のマーケティングプランナなどの業務と密接に関連付けて紹介する体裁を取ったほうが特色が出たように思う。本書のような自分HACKSであれば、俺はこうしているぜ!みたいな、独善的な内容の方が良かったのではないか。
例えばHACKS73のプランニングツールなどをもっと全面に立てて、ツールの使い方と仕事の内容をクロスして紹介すれば、いちHACKS本として以上に特徴が出て面白くなっていただろう。
この手の本は普遍性ではなく、具体性である。他人がどんなツールでどんな仕事をしているのかが読者は知りたいわけであり、一般論に終始されても何ら面白くない。企画不足であり、GTDブームに便乗して急いで出したのだろう。
なおこれから買う人に注意としては、GTDのHOW TOを紹介したものではない。GTDに関する本を買いたいのであれば、本書ではなく以下の本を購入すべきだろう。
こちらはA4サイズのムックで、LIFEHACKSやGTDの定義から始まり、GTD実践知識、アナログツールの活用、デジタルツールの活用として実践的なGTDが身につくようになっている。
プログラマや本来のギークに近いシステム関連の職業に就いている複数の筆者たちによる。リマインダツールや使える文房具、GmailやGoogle、SBM、プレゼンテクニックやマインドマップの構築方法なども掲載されている。さすがに技術評論社刊行だけはあり、参考になりそう。
タイトルはやや古臭いが、間違いなくお奨めはこちら。じっくりと読んでいきたい。
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いわゆる俺的HACKSは89あり、それぞれスケジュールの立て方だったり、睡眠や食事についてだったり、考えの持ちようだったりと、人生や仕事を創造性豊かに送る為の方法論なりが多種多様に紹介されているのだが、まとまりがなく、雑然としている。
そこから適当に実践できそうな箇所をピックアップしてやるのが本書の使い方だろうけど、HAKCSとしての一つ一つの関係性が薄い。むしろ、筆者の職業の特異性を生かし、自身のマーケティングプランナなどの業務と密接に関連付けて紹介する体裁を取ったほうが特色が出たように思う。本書のような自分HACKSであれば、俺はこうしているぜ!みたいな、独善的な内容の方が良かったのではないか。
例えばHACKS73のプランニングツールなどをもっと全面に立てて、ツールの使い方と仕事の内容をクロスして紹介すれば、いちHACKS本として以上に特徴が出て面白くなっていただろう。
この手の本は普遍性ではなく、具体性である。他人がどんなツールでどんな仕事をしているのかが読者は知りたいわけであり、一般論に終始されても何ら面白くない。企画不足であり、GTDブームに便乗して急いで出したのだろう。
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こちらはA4サイズのムックで、LIFEHACKSやGTDの定義から始まり、GTD実践知識、アナログツールの活用、デジタルツールの活用として実践的なGTDが身につくようになっている。
プログラマや本来のギークに近いシステム関連の職業に就いている複数の筆者たちによる。リマインダツールや使える文房具、GmailやGoogle、SBM、プレゼンテクニックやマインドマップの構築方法なども掲載されている。さすがに技術評論社刊行だけはあり、参考になりそう。
タイトルはやや古臭いが、間違いなくお奨めはこちら。じっくりと読んでいきたい。
2006-08-03 [Thu]
自社に寄ったあと、街中をふらふらして、映画でも観る事に。
デスノート、M:i:IIIは観たが、今夏の映画の中では比較的評価のましなサイレントヒルを選択した。
チケットを購入し、待っているとお菓子を持ったデ太った方が派手に咳をしながら入ってきた。
単館なので客数は多くないが、照明が暗くなると「きゃーはじまる!」などと言っている女子高生たちが。
太り目の男性は俺の三つくらい隣へ。
このステロタイプな面子で静かに見れるだろうかと不安になりつつ、上映開始。
案の定、男性は菓子をばりばり食いながら鑑賞モードに入った。
ビニルのカサカサする音。
俺は神経質なのでこういうのが物凄く気になるタイプだ。
映画を観ているときは極力音を出さず、作品世界に入ることに集中しているのだが、こういう公共の場でのマナーがなってない奴は本当に許せない。
なぜ映画を観ながら何か食う必要があるのか。
そんなに食いたいのか。
そんな奴は家でDVDでも観て満足していろ。
映画館に来なくていい。
俺は呪いの言葉を吐きながら、奴の菓子が無くなるのを待つ事にした。
さて、肝心の映画について。
筋は簡単に言うと、以下のような内容だ。
ローズは、娘のシャロンの夢遊病に心を痛めていた。
うわ言で何度もサイレントヒルと呟くシャロン。
サイレントヒルが実在することを調べた彼女は、夫に無断で娘を連れて行くことにした。
だが、そこは灰が降り注ぐゴーストタウンだった。
サイレントヒルの入り口で何者かの影に遭遇し、停止する車。
気付くと、シャロンの姿は消えていた。
ローズを追ってきた女性警官シビルは彼女の行動に不信を抱き、連行しようとする。
だが、2人の前に、不気味なクリーチャーが姿を現す……
まずなんといっても主人公ローズを演じるラダ・ミッチェルが杉田かおるに激似であることに驚いた。
無論、スタイルなどは全然ラダ・ミッチェルの方がいいのだが、目鼻立ちとかが瓜二つなのだ。
それはともかく、俺は原作のゲームはプレイしたことがないし、筋も全く知らないで映画を観たが、恐怖のシーンの連続から、徐々にサイレントヒルの謎が明らかになる部分など、物語として楽しめた。
ローズが遭遇する恐怖の世界により、サイレントヒルでの一種ルールめいたものが提示される。
それは否応無く世界の理(ことわり)であり、街に入った以上受け入れざるを得ない。
そうなると、観客は前半と後半の描写に対する印象が180度違って見えてくるのだ。
これは上手いなあ、と思った。
そして、ラダ・ミッチェルの演技力が素晴らしく、映画の出来を格段に高めている。
序盤は走っているシーンばかりだが、見てない人に薦めると、ラストシーン付近には是非注目して欲しい。
とかくハリウッドは駄目だとか、短絡的な意見になることが多い映画評だが、こうしてみると、24といい、サイレントヒルといい、やはり外国の俳優、女優は演技が巧い。
彼らに比べると大部分の日本の役者のそれはお遊戯でしかない。
お世辞にも金を払ってまでして観る代物ではない。
日本人全てが皆大根とまでは言わないが、こうも違うとやはり文化の違いとかが影響しているのかと勘繰ってしまう。
ホラー作品としては、怪人やCGなどにしても余り恐いという印象はなく、看護婦のマペット?などはむしろ面白ロボットダンスという感じだったが、全体としては母と娘の物語として心を動かされるものがあったし、魔女狩りの黒歴史というギミックを使ったサスペンスとしても次第点にあるのではないかと思った。
まあ、どちらかというとパニック映画の部類かもしれない。
ラストの阿鼻叫喚のシーンは凄い。
元がゲーム作品だけに、プロットとして後半に唐突な場面展開が連続して続くので、そこは置いていかれそうになるのが欠点か。
所詮はお使いゲームという感覚もあるが、余韻を残すラストシーンは良かった点。
点数的には72点くらいだと思うが、原作ファンの目にどう映るのかはちょっと分からない。
その翌日、何だか喉が喘息っぽくなり、熱が出て一日中ベッドに伏していた。
勿論彼のウィルスが伝染ったのだろう。
これを書いているのはそのさらに翌日だが、まだ喉が痛い。
映画館のクオリティってほんと客層の運だよなあ。
デスノート、M:i:IIIは観たが、今夏の映画の中では比較的評価のましなサイレントヒルを選択した。
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チケットを購入し、待っているとお菓子を持った
単館なので客数は多くないが、照明が暗くなると「きゃーはじまる!」などと言っている女子高生たちが。
太り目の男性は俺の三つくらい隣へ。
このステロタイプな面子で静かに見れるだろうかと不安になりつつ、上映開始。
案の定、男性は菓子をばりばり食いながら鑑賞モードに入った。
ビニルのカサカサする音。
俺は神経質なのでこういうのが物凄く気になるタイプだ。
映画を観ているときは極力音を出さず、作品世界に入ることに集中しているのだが、こういう公共の場でのマナーがなってない奴は本当に許せない。
なぜ映画を観ながら何か食う必要があるのか。
そんなに食いたいのか。
そんな奴は家でDVDでも観て満足していろ。
映画館に来なくていい。
俺は呪いの言葉を吐きながら、奴の菓子が無くなるのを待つ事にした。
さて、肝心の映画について。
筋は簡単に言うと、以下のような内容だ。
ローズは、娘のシャロンの夢遊病に心を痛めていた。
うわ言で何度もサイレントヒルと呟くシャロン。
サイレントヒルが実在することを調べた彼女は、夫に無断で娘を連れて行くことにした。
だが、そこは灰が降り注ぐゴーストタウンだった。
サイレントヒルの入り口で何者かの影に遭遇し、停止する車。
気付くと、シャロンの姿は消えていた。
ローズを追ってきた女性警官シビルは彼女の行動に不信を抱き、連行しようとする。
だが、2人の前に、不気味なクリーチャーが姿を現す……
まずなんといっても主人公ローズを演じるラダ・ミッチェルが杉田かおるに激似であることに驚いた。
無論、スタイルなどは全然ラダ・ミッチェルの方がいいのだが、目鼻立ちとかが瓜二つなのだ。
それはともかく、俺は原作のゲームはプレイしたことがないし、筋も全く知らないで映画を観たが、恐怖のシーンの連続から、徐々にサイレントヒルの謎が明らかになる部分など、物語として楽しめた。
ローズが遭遇する恐怖の世界により、サイレントヒルでの一種ルールめいたものが提示される。
それは否応無く世界の理(ことわり)であり、街に入った以上受け入れざるを得ない。
そうなると、観客は前半と後半の描写に対する印象が180度違って見えてくるのだ。
これは上手いなあ、と思った。
そして、ラダ・ミッチェルの演技力が素晴らしく、映画の出来を格段に高めている。
序盤は走っているシーンばかりだが、見てない人に薦めると、ラストシーン付近には是非注目して欲しい。
とかくハリウッドは駄目だとか、短絡的な意見になることが多い映画評だが、こうしてみると、24といい、サイレントヒルといい、やはり外国の俳優、女優は演技が巧い。
彼らに比べると大部分の日本の役者のそれはお遊戯でしかない。
お世辞にも金を払ってまでして観る代物ではない。
日本人全てが皆大根とまでは言わないが、こうも違うとやはり文化の違いとかが影響しているのかと勘繰ってしまう。
ホラー作品としては、怪人やCGなどにしても余り恐いという印象はなく、看護婦のマペット?などはむしろ面白ロボットダンスという感じだったが、全体としては母と娘の物語として心を動かされるものがあったし、魔女狩りの黒歴史というギミックを使ったサスペンスとしても次第点にあるのではないかと思った。
まあ、どちらかというとパニック映画の部類かもしれない。
ラストの阿鼻叫喚のシーンは凄い。
元がゲーム作品だけに、プロットとして後半に唐突な場面展開が連続して続くので、そこは置いていかれそうになるのが欠点か。
所詮はお使いゲームという感覚もあるが、余韻を残すラストシーンは良かった点。
点数的には72点くらいだと思うが、原作ファンの目にどう映るのかはちょっと分からない。
その翌日、何だか喉が喘息っぽくなり、熱が出て一日中ベッドに伏していた。
勿論彼のウィルスが伝染ったのだろう。
これを書いているのはそのさらに翌日だが、まだ喉が痛い。
映画館のクオリティってほんと客層の運だよなあ。
2006-08-02 [Wed]
気晴らしに買った。デスノートのスピンオフ作品。
メディア展開の先駆けとなった映画は酷い作品だったが。
西尾維新という作家の小説は初めてだが、原作をフィーチャーしてあることもあり、何より原作が極めて台詞や心理描写過多であることもあり、違和感などは感じない。
南空ナオミという、原作では些か面白みのないキャラクターを主人公にして、Lに難事件といわしめた連続殺人事件を創作するという難題を、書き下ろしという形ではあるが提示したことには成功したのではないか。
若干、分量が少ないことや、南空の性格が原作と多少(コミカルに)変えてあるところは原作ファンにとっては気になるかもしれない。が、そんなことを物ともせず勢いに任せた筆致でラストまで一直線に引っ張られてゆくはずだ。
Lに纏わる今回の事件のストーリー・テラーは「意外な」人物により語られるが、それすら取り立てて言うほどでもないほど、原作を知っている者には反則ギリギリのテクニックが使われている。
実際問題、これを推理小説と呼んでいいのかどうか多少気にはなるが、本当に久しぶりに読んだミステリとしては、BBミッシングリンクの謎解きの項など、大いに楽しめた。
そして、真実が明かされた瞬間の驚きといったら、どうだ。
無論、スピンオフである以上、ワイミーズ・ハウスや死神といったファクターとしてのデスノートも盛り込まれている。
それらのギミックをリスペクトしつつも、こういう方法論があったとは予想していなかった。
正直に言おう。
『あなたは必ず騙される』。
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西尾維新という作家の小説は初めてだが、原作をフィーチャーしてあることもあり、何より原作が極めて台詞や心理描写過多であることもあり、違和感などは感じない。
南空ナオミという、原作では些か面白みのないキャラクターを主人公にして、Lに難事件といわしめた連続殺人事件を創作するという難題を、書き下ろしという形ではあるが提示したことには成功したのではないか。
若干、分量が少ないことや、南空の性格が原作と多少(コミカルに)変えてあるところは原作ファンにとっては気になるかもしれない。が、そんなことを物ともせず勢いに任せた筆致でラストまで一直線に引っ張られてゆくはずだ。
Lに纏わる今回の事件のストーリー・テラーは「意外な」人物により語られるが、それすら取り立てて言うほどでもないほど、原作を知っている者には反則ギリギリのテクニックが使われている。
実際問題、これを推理小説と呼んでいいのかどうか多少気にはなるが、本当に久しぶりに読んだミステリとしては、BBミッシングリンクの謎解きの項など、大いに楽しめた。
そして、真実が明かされた瞬間の驚きといったら、どうだ。
無論、スピンオフである以上、ワイミーズ・ハウスや死神といったファクターとしてのデスノートも盛り込まれている。
それらのギミックをリスペクトしつつも、こういう方法論があったとは予想していなかった。
正直に言おう。
『あなたは必ず騙される』。









