2007-04-27 [Fri]
面接の達人を目指す − IT技術者のための転職活動で必ず聞かれる質問集

俺は今転職活動をしているが、面接で必ず聞かれる質問がある。
もう耳にたこが出来るくらい、どの企業でも必ず聞いてくる質問というのがある。

転職活動のための情報サイトはたくさんあるが、そういうのは見ていない。
面接は生き物みたいなもので、その場の雰囲気があるので、あまりマニュアル的に構えても型にはまらないと思っているからだ。

ただ、質問は大抵同じことが繰り返される。
面接は場慣れなので、そういう質問にはすらすら答えられるようにしておき、余裕を持って臨もうというのがこの記事の趣旨だ。
俺の備忘録がてら、マストの質問集について掲載する。

【面接の位置づけとは】

まず、本題に入る前に、面接というのは、『一方的に応募者が経歴や業務経験を問われる場』ではないことを意識しておこう。
この機会に聞いておかないと、入社してこんな筈じゃなかったのにと後悔することがある。
それは、採用側もそうだし、応募者のこちらにとっても同じことだ。
お互いが互いのことを知り尽くし、納得して入社を迎えるために、情報交換し合う場だと思って臨んでおこう。

【ほぼ間違いなく聞かれる質問集】
※⇒以下は補足や回答の参考に。

■経歴

  • これまでの主な経歴を述べて下さい。
    ⇒経歴書に書いていることを概略で述べる。あまり細かいレベルは必要ない。詳細は向こうが質問してきたらでよい。

  • 何故退職されたのですか。
    ⇒前職を退職している場合、何が理由で辞めたのか聞かれる。
    どういう回答がいいのか分からないが、俺は待遇面の不満とスキル面の向上を挙げている。

  • 何故当社を志望されたのですか。
    ⇒最も重要な質問。これだけは暗記しておく。
    転職サイトや企業サイトから使えそうな材料を見繕って、「業界の中でも特に○○の分野に強い御社で、ぜひ業務に携わりたく思い、志望致しました」などと答えるといいだろう。

  • 当社にどんなイメージを持たれていますか。
    ⇒企業サイトなどを見て強調しているソリューションや実績があればそれをベースにする。
    「御社におかれましては、ここ数年の○○事業に関するソリューション分野での実績から、○○に強い印象があります。」などと答える。

  • 当社に入ってやりたいことは何ですか。
    ⇒企業の採用担当者は、応募者が何故その企業を選んだのかを最も重視している。
    極論すると、企業にとってその応募者が利益を生むかどうかが問題になる。
    そのため、目的もなく応募してくる人材より、何かその会社でやりたい目的を持って応募してくる人材の方がより利益を生むと考える。
    御社にとっていかに自分が利益となるか、これを念頭に置いて、その企業でぜひやりたいこと、チャレンジしたい技術的課題を答える。

  • ご自分の経歴の中でこれだけは人に負けないというものは何かありますか。
    ⇒自分のキャリアの中で最も自信がある分野を答える。

  • Windows系とLinux系のどちらの経験が多いですか。
    ⇒構築系だと必ず聞かれる。

  • データベースについてはどうですか。
    ⇒構築系だと結構聞かれる。なければないでいいが、SQLの運用やアプリで使ったレベルでもいいので答える。

  • ルータやスイッチはどこのものを使っていましたか。
    ⇒自分が使った機器のベンダを答える。

■私生活
  • お住まいはどちらですか。
    ⇒勤務地との関係で必ず聞かれる。

  • 家族構成について教えて下さい。
    ⇒家族に関しても必ず聞かれる。履歴書通りに答える。

  • 私生活ではどんなことに興味を持っていますか。または、趣味などは何かありますか。
    ⇒休日や私生活でも積極的に活動をしていることを印象付けよう。

■業務
  • 今まで担当した業務で最も苦労したことは何ですか。また、それをどうやって克服しましたか。
    ⇒プロジェクトの苦境などが発生したときにどのように乗り越えるかについての質問。

  • グループで作業した経験はありますか。何人くらいの規模ですか。
    ⇒日本型の勤務では大抵何らかの形でグループなりチームなりで作業するので、自分が担当したチームでの人数と業務内容を答えるといい。

  • グループで作業する時に心がけている事はありますか。
    ⇒共同作業が出来るかどうかの質問。協調して目的に向かって業務を遂行することを意識したというような内容をベースにして答える。

  • リーダー経験はありますか。
    ⇒あれば問題ないが、リーダー職ではなくても、協力会社の方の業務のフォローアップを担当していましたなどと答える。
    大抵何らかの形で、協力会社の人間の業務を補助したような経験はある筈だ。

  • 当社は出張や転勤が発生することもありますが、大丈夫ですか。
    ⇒入社した後にこじれないように、予め質問に組み込まれているためと思われる。大丈夫と答える以外にない。

  • 5年後の自分はどうなっていたいと思いますか。
    ⇒キャリアパスの将来設計や、未来のビジョンをどの程度持っているかを問われている。
    ファジーに答えると日々目的もなくやっているのかと思われる。
    実務と絡めて詳細に答える方がいい。

  • 机上設計と実地構築(フィールドワーク)のどちらに興味がありますか。
    ⇒どちらかしか興味がないという回答はまずいので、設計から現場での構築までどちらも担当する意思があることを回答する。

■性格
  • ご自分の長所と短所を述べて下さい。
    ⇒必ず聞かれる。業務に上手く絡めて答える。

■健康面
  • 健康面については不安はないですか。
    ⇒必ず聞かれる。傷病歴がある人はちゃんと答えたほうがよいが、どちらにせよ、業務を行うにあたり現在の体力に全く不安はないと回答する。

■資格
  • (TOEICや英検を書いている場合)英語に関しては強いですか。
    ⇒よく聞かれる。構築では外国のテクニカルなサイトを参考にするため、普段から興味を持って臨んでいますなどと答える。

■経歴に抜けがある場合(バイトやフリーターなど)
  • この時期は何をされていましたか。
    ⇒正直に言ってもいいし、公務員試験の勉強をしていたといってもいい。
    その時期に自分がどういう状態で過ごしていたか、今の自分にそれがどういう方向で役に立っているかなどを業務経験に絡めて回答する。

【その他、稀に聞かれる質問集】
  • 将来の夢は何ですか。
    ⇒人間性の一端としての質問かもしれない。ヨットで世界一周旅行とか、宇宙船で地球の周回を回りたいとか、奇想天外で受けを狙ってもいいだろう。どこかで息を抜く場面も必要だ。

  • 座右の銘は何ですか。
    ⇒ありませんというのも何なので、適当にサイトで検索して一つくらいストックしておこう。
    それを座右の銘にしている理由も合わせて考えておく。

  • 最近気になったニュースはありますか。
    ⇒時事・一般常識及び社会問題への関心度の高さを測る質問。最近だと、バージニア工科大と長崎市長を絡めた銃の規制問題などに言及するといいかも。
    自分がいかに社会問題に関心を持っているかを印象付けよう。

  • 政治や宗教に興味はある方ですか。
    ⇒採用側にとっては入社した人間に変な素行があると困ってしまうので、それを確認する意図があるのだろう。
    「実家の宗派は日蓮宗で先祖の墓も代々そちらに入れていただいていますが、わたし個人としては特に宗教に興味はありません。」
    などとして、日本人特有の無宗教をアピールしよう。
    政治についても、「市長選の際は候補者や政党のマニフェストなどを調べて望ましい人物に投票しました。」などとして一般常識レベルの回答をしておくのがベストだ。

【性格適正テストについて】

性格適正テストは、マークシートで行われるやつで、その人物がどういう考え方をしているかを図る目的のために行っていると思われる。
必ずしも全ての企業が実施するわけではないが、経験上、3割程度の企業は実施している。
ここで落とされるとばかみたいなので、予めどういう風に回答するかを考えておく。
といっても難しいことは何もなく、単に人格者を演じればよい。

  • 「わたしの周りの人がわたしのうわさをしている」⇒NO
  • 「今までうそをついたことはない」⇒YES

といった風に、人格者が取ると思われる行動や考え方をマークする。
間違っても自分の過去や性格と照らし合わせて書いてはならない。

  • 「どちらかというと論理的に考えるほうだ」⇒論理的ではなくてもYES
  • 「あらかじめ計画を立ててから行動するほうだ」⇒無計画でもYES
  • 「友人は少ないほうだ」⇒ネット上にしか知り合いがいなくてもNO

こんな調子で答えていく。
どちらともいいような回答群については、素の自分の性格で答えてもいいが、
原則は常識人で仕事は素早く行い、論理的で協調性があり、人格者として答えよう。
素の自分は関係ない。一種の踏み絵だと思っておこう。

【SE適正試験について】

SE職を希望している場合、SE適正試験というのがある。
新入社員のときにはかなりの割合でSPIという試験があるが、それを簡単にしたようなやつだ。

内容は、

  • ある数字やアルファベット、文字列の順序から規則性を見出して、次にくる順番の図形を回答群から選択するもの
  • ある図形の順序から規則性を見出して、次にくる順番の図形を回答群から選択するもの
  • 四則演算

これらは事前に問題集を買って対策を勉強しておこう。
どの企業も同じような問題なので、回答のメソッドをインプットしておけばどの企業にも対応できる。

その他、一部の企業、例えばYahoo!Japanなどでは、Cのプログラムに関する問題、システム評価、ネットワークなどの本格的な試験も中途採用者の試験に出題されている。
が、これは稀なケースで、大抵はSE適正試験のレベルである。

【応募者からの質問】

ある程度採用側の質問が終わったあと、大抵は、質問タイムが設けられる。
何か聞きたいことはありますか?と問われるので、ここぞとばかりに聞きまくろう。
メモ帳を取り出して見ながらでも構わない。
質問という行為は、その会社に対する興味や熱意とも受け取られるので、マイナスになることは絶対ない。
ここで聞いておかないと、仮に内定を出されても、待遇はどうだったか、勤務地はどこになるのか、社内の評価システムはどうなっているのかといった最終的に採用を受けるかどうかの判断が非常に難しくなる。
聞けることは全て聞いておくべきだ。

【面接が終わったあと】

面接が終わったら、その企業は落ちたものと思って、別の企業の面接対策に入ろう。
もし落ちていても精神的な影響は少なくて済むし、もし受かっていれば滑り止めが出来た程度に考えておく。
とにかくその企業のことを思い出すのは、2次面なり、役員面接なりに進んだときでいい。


必ずしも全ての人の面接に当てはまるかどうかは分からないが、ヒットする確率は高いはずだ。
あなたの面接の一助になれば幸いである。


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2007-03-22 [Thu]
就活の方法(ハローワーク、資格、スカウト、契約、IT業界)
ニートからのキャリアアップにて、「ニートからの脱出マップ」という記事があり、俺の就活経験から補足したコメントを転載します。

俺自身はニートというよりどちらかというとフリーターとして遊んでいた時期の方が多いが、就活ではかなり苦労してきたのでその辺が他の人の参考になればと思い掲載する。
なお上記の記事も現ニートの人には非常に有用なのではないかと思う。


【ハローワーク】
・ハローワークはインターネットサービスを出しているので、ハローワークに行かなくてもサービスを利用して応募できる。
http://www.hellowork.go.jp/

・失業手当などをもらってなければ応募票だけ印刷して持っていけばよい。
ハローワークで応募している企業は中小の零細が多いが、企業規模にこだわらなければかなりの数が募集を出している。
転職サイトでは地方で募集しているのは全国区で支店か出向先を持つ企業だけであり、地方の企業が募集している数はかなり少ない。
そのため地方で就職を考えており、企業規模にこだわらなければハローワークは有効な手段の一つになる。

・一度ハローワークに登録すると、「企業からの紹介依頼」としてハローワークから希望職種にマッチングした企業の募集要項が随時送られてくる。

【スカウト】
・スカウトは、応募する動機のひとつにはなる(スカウトをもらい、御社を知るきっかけになり・・)
また、スカウトをもらっているので書類選考は通りやすくなる。しかし、書類選考以降の段階で有利になる要素ではない。
そのため、スカウトをもらっているから採用率が高まったと考えるのは間違い。

【資格】
・資格(CCNAなど)を取ると、スカウトをもらう数は多くなるが、選考で有利になるとまではいかない。(資格にもよる。この記事ではCCNAレベルを想定している。)
オファーをもらう数=選考有利とはならず、間口が広がるだけと考えた方がいい。資格よりも業務経験が重要なので、それをわずかに補填する程度。
例えば業務経験で得た知識を確かめるために取りました、などとして資格取得の動機をいうのはいいが、何の脈絡もなく所得していても採用担当者にはアピール出来ない。

【派遣・契約社員】
・派遣は所詮時給なので、給与がかなり安く生活は不安定になる。また、企業側は派遣社員を即戦力だと考えているので、未経験でもバイトと同じ感覚で採用されると思うのは間違いであり、危険。
仮に採用されても、いきなり高度な仕事を要求されたりする。
いい点は、バイトと違い、派遣会社が間に入るので、出向先の会社との調整をある程度派遣会社側がやってくれる。

・紹介予定派遣を謳っているところであれば、企業の正社員雇用などを前提としてその企業に入ることが出来るが、若干採用の基準が高まり、またその間は給与も派遣据え置きなどかなり安くなる。

・契約社員は、完全に即戦力のため高度な仕事を要求されるが、時給にはならず、月単価となるため(※会社にもよる)、給与はかなり高いが、保険関係や案件の継続性などで生活が安定するとは言いがたい。実力をつけるまでの一時しのぎと考えた方がいい。
派遣や契約でやるにしても最終的には正社員を目指して活動していくことが重要。

【IT業界はお奨めか?】
・学歴が余りない場合に社会に出て人並みの給与をもらえる可能性があるので、お奨め。
但し、連続する深夜労働やプロジェクトや技術的な作業の難易度からかなり過酷な現場であることを覚悟しなければならない。
変人もかなり多い。
家でも自分の環境で勉強できるのはいい点だが、その分常日頃から勉強する姿勢がある人でないと勤まらない。
最終的には人間力が物を言う。(コミュニケーション能力、話術、理解力、判断力、根回しの巧さ、慎重さ、人間関係の広さなど。)




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